ペンタックス K100D Super

・装着できる全てのレンズで手ぶれ補正が可能
・新たにゴミ除去機構「ダストリムーバル」を搭載
・超音波モーター搭載レンズ「SDM」に対応
・発売:2007年7月

K100Dに「ダストリムーバル」を追加

K100D SUPERは2006年7月発売のK100Dのマイナーチェンジモデルとなる。ペンタックスは伝統的に派生モデルの発売やマイナーチェンジを頻繁に行い、完成度を高めていくという手法をとり、今回のK100D Superもそのひとつ。基本コンポーネンツのほとんどをK100Dと共通化を図り、大きな違いは新たにセンサーゴミ除去機構「ダストリムーバル」を搭載したこと、同社の超音波モーター搭載レンズ「SDM」に対応したこと。地味なところではSDHCメモリーカードの対応、外部電源供給端子を新設などだ。

CCDセンサーは有効610万画素でK100Dと変わらず、K10Dに搭載された画像エンジン「PRIME」の採用は見送られた。ニコン D40ほどではないが、ペンタックスも610万画素CCDの絵作りには慣れたようで、高感度ノイズは比較的抑えられていて、画質面で大きな破綻が少ない。普通に使う分には610万画素でも十分じゃないかと思わせる。

外観はK100Dとほとんど変わらす、操作性もほとんど同一だ。重さは10gほど重くなっているが持ったときの感触は変わりない。*ist Dシリーズのペンタックスデジタル一眼レフは、軽さとコンパクトさが大きな特徴だったが今ではそうとはいえない。ライバルが小型化したこともあるだろうが、むしろやや大きく重い部類になる。それは主にボディ内手ぶれ補正を搭載したことによるものだと思うが、同じボディ内手ぶれ補正搭載機ソニー α100よりも25gほど重くなってしまったのは少々残念だ。

電源を入れたときにボディ内部でゴロッと不安になる音と振動が伝わってくる。これはセンサーゴミ除去機構「ダストリムーバル」がゴミをふるい落としている音だ。「ダストリムーバル」は上位機種K10Dではじめて搭載されたもので、センサー前面のフィルターを、ゴミが付きにくいコーティングとし、手ぶれ補正機構を利用してゴミをふるい落とすというもの。オリンパスのような本格的なものではないので過信はできないが、あるのと無いのでは安心感が違う。またK100D Superでは、近い将来同社のメインになるであろうと考えられる、超音波モーター搭載レンズ「SDM」に対応した。おそらく今後発売される機種も「SDM」に対応することだろう。

K100D Superは新製品であるが目新しさはあまりない。しかし、新たに機能を追加したことで魅力度は上がった。最大のライバルは同じ画素数のニコン D40。携帯性、画質面のではD40にはかなわないが、機能面では圧倒的にK100D Superが有利だ。新規ユーザーの大部分は、K100D Superよりもニコン D40に惹かれると思うが、K100D Superはなかなか侮れないエントリー機種だ。

ペンタックス K100D Super 性能表
項目 仕様
有効画素数 610万画素
撮像素子 CCD サイズ:23.5×15.7mm
最高解像度 3008×2000 ピクセル
感 度 オート、200、400、800、1600、3200(標準出力感度)
画像記録方式 RAW、JPEG
記録メディア SDメモリーカード
ファインダー ペンタミラーファインダー
視野率96%、倍率0.85倍
フォーカシングスクリーン固定式
液晶モニター 2.5型 約21万画素
オートフォーカス 測距点:11点
AFモード:シングルAF、コンティニアスAF
露出制御 測光方式:TTL開放16分割測光、中央重点測光、スポット測光
制御方式:プログラム、シャッター速度優先、絞り優先、マニュアル、バルブ
露出補正:±2EV(1/2EVステップ 、1/3EVステップ選択可能)
シャッター速度 1/4000秒〜30秒(1/3ステップまたは1/2ステップ)、バルブ
連続撮影速度 約2.8コマ/秒
撮影可能コマ数 JPEG:5コマ(最高画質) RAW:3コマ
内蔵ストロボ ガイドナンバー11(ISO100・m)
シンクロ 同調速度1/180秒
手ぶれ補正 撮像素子シフト方式
電 源 CR-V3リチウム電池2本、単3形電池4本
バッテリー寿命 撮影可能枚数:ストロボ発光なし:約730枚、ストロボ50%発光:約630枚
大きさ 129.5mm(幅)×92.5mm(高)×70mm(厚)
質量(本体のみ) 570g