レビュー記事
ペンタックス K-30
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発売後5年、購入して4年半になるペンタックス K-30を、今更ながらレビューします。K-30はペンタックスがリコーに吸収されて、初めて発売した一眼レフ。

リコーとしてもかなり力を入れていたようで、向井理をイメージキャラクターにして、頻繁にTVCMで流れていました。ペンタックスとしてもヒット作と言っても良く、2017年現在でも、たまに家電量販店で新品として売られているロングセラー機でもあります。

◇外観・使い勝手
実質K-rの後継機種になるが、ボディは若干大型化し、重さはK-rの598gから650gと50g強増加している。

キヤノン EOS KISSと同じくらいの大きさだが、厳ついデザインのせいもあり、大きく見える。

サイズの割には重く、ズシリとくる。グリップが深く、親指の位置が斜めに窪んでいて握りやすい。個人的にはK-S2やK-70よりも握りやすい。

前後のダイヤルは回しやすく、パナソニック FZ1000のような違和感もない。ISOボタンは無く、背面の十字ボタンで設定するあたりは上級機と違う。

実質後継機種だがカメラの格は上がっていて視野率100%のガラスペンタプリズムファインダー、防塵・防滴ボディ、前後2ダイヤル他、様々な点でスペックアップしている。
◇画質
画質はK-5よりもシャープと言われている。
ローパスフィルターの効果を弱くして、解像度を高くしているようだ。ローパスフィルターレスのK-5IISのようなモニター等倍で見たときのようた繊細な解像度は無いが1600万画素としては高解像度だと思う。

高感度画質も2,400万画素機K-3と同等かそれ以上とのことらしい。このセンサーはK-5系とは異なるようだが、中々バランスの取れた良いセンサーだと思う。

カスタムイメージで色調は変えられるが、風景に設定するとかなり色乗りのいいインパクトのある絵が撮れる。好みもあるだろうが、ニコンやキヤノンとは違った絵作りだ。
◇イマイチな点
シャッターはK-x、K-r同様「ガシャッ、ガシャッ」と派手な音がする。長い間使っているが、どうもこのシャッター音は馴染めない。シャッターというよりもミラーの駆動音がやたらと耳につく。Kひと桁機の静かでショックの少ないシャッターフィーリングと比べると、やたらと存在感がある。現行機種のK-70も同じようなフィーリングなので、シャッターユニットは変わっていないのかもしれない。

センサーのゴミ取り機能も上級機と差別化が図られている。上級機は超音波振動をさせているが、K-30は「コトコト」とセンサーを機械的に振動させているだけで、正直効果はあまり期待出来ないと思う。買って3年目位は、やたらとセンサーにゴミが付着した記憶がある。

もうひとつ残念なのがダストアラートが無くなったことだ。以前持っていたK-xでは装備されていて、良く使っていたが、何故か無くなってしまった。
◇総括
不満もあるが、クラスを別としても使いやすい会心作だと思う。長く発売されているのも防塵防滴、2ダイヤル、見やすいファインダーなど、デジタル部分以外のカメラの基本的な部分が優れているからだろう。

一方、AF性能や露出はやや不安定で、動画の画質や機能も現行の他社のモデルと比較するべくも無い。
K-30は昔ながらのカメラの使い方をするユーザー向けの質実剛健さを売りにする珍しい主力機種だと思う。