ニコンD40・ペンタックス K100D Super 比較

ニコン D40
見事に初心者用と割り切った作りのカメラだ。軽量・コンパクトで機能は最小限。ボタン類も少なく、気軽にコンパクトデジカメ感覚で撮影ができる。610万画素と画素数は少ないが、画質はコンパクトデジカメとは別次元だ。
ペンタックス K100D Super
画質はD40に負けるが、ボディ内手ブレ補正やダストリムーバルなど機能の豊富。このクラスのデジタル一眼レフとしてはやや大きく、重いがホールドしやすく扱いやすいカメラだ。

機能・性能比較

■ボディサイズ・ホールド感比較

機種名 大きさ
(幅×高×奥行)
重さ
(本体重量)
ニコン D40 124×94×64mm 475g
ペンタックス K100D Super 129.5×92.5×70mm 570g

ニコン D40
先代のD50とは比べ物にならないくらい小型・軽量化を果たしている。ライバルのペンタックス K100D Superよりも100g近く軽く携帯性は圧倒的にD40が上。ただしグリップの高さが不足しているので、ホールディングはやや窮屈だ。ボタン類は極力少なく、大きくしてあるので初心者には分かりやすい。

ペンタックス K100D Super
かつて小型・軽量を売りにしていたペンタックスだが、K100D Superは手ぶれ補正が搭載されたこともありかなり重くなってしまった。携帯性はニコン D40には大きく及ばないが、ホールディング感は良く、ボタン類の操作性も考えられている。また、このクラスでは珍しくボディ上面に表示パネルが装備されている。

■機能比較

機種名 センサーゴミ除去機構 手ぶれ補正 ライブビュー
ニコン D40 × ×
ペンタックス K100D Super ×
△手ぶれ補正レンズで対応

ペンタックス K100D Super
ペンタックスのボディ内テブレ補正は、装着できる全てのレンズで補正が可能だ。 さらに完璧とは言えないが、センサーのゴミ除去機構も搭載されているので、積極的 にレンズ交換をして描写の違いを楽しみたいカメラだ。

ニコン D40
小型・軽量化とコストダウンのために機能は実にシンプルで、多機能なK100D Super相手では分が悪すぎる。必須となりつつあるセンサーのゴミ除去機構は搭載されていないし、ボディ内手ブレ補正もない。(手ブレ補正 レンズで対応)

■AF性能比較

機種名 測距点 AF方式
ニコン D40 3点 レンズ内モーター※1
ペンタックスK100D Super 11点 ボディ内モーター※2
※1 モーター搭載レンズのみAF可能
※2 レンズ内モーターもあり

ペンタックス K100D Super
測距点は11点と多く、そのうち9点もがタテヨコいずれの線でも被写体をとらえるクロスセンサーと上級機種並の贅沢な仕様だ。フォーカスエリアが広いのでカバーできる被写体は多いが、レンズによってはAFスピードが遅いと感じることがある。超音波モーター搭載レンズSDMに対応しているが、数が少ないうえに高価だ。

ニコン D40
横一列の3点測距とかなり簡素化されたAFだ。ただスピード、精度は問題なく、超音波モーターレンズとあいまって無音に近い快適なAFが可能だ。軽量化のためにボディ内のAF駆動用モーターは外され、モーターが搭載されていない古いタイプのレンズではAFが使用できない。レンズメーカー製ではAF可能なレンズが数少ないので注意が必要。

■ファインダー性能比較

機種名 方式 倍率 視野率
ニコン D40 ペンタミラー 0.80倍 95%
ペンタックス K100D Super ペンタミラー 0.85倍※ 96%
※APS-Cサイズ換算0.67倍

ペンタックス K100D Super
ペンタミラー方式の中では最高レベルの出来で、像は大きくピントの山が掴みやすい。

ニコン D40
K100D Superには若干劣るが、ペンタミラー方式の中ではかなりレベルの高いファインダーだ。

■画質比較

機種名 有効画素数 撮像素子 画面サイズ
ニコン D40 610万画素 CCD 23.7×15.6mm
ペンタックス K100D Super 610万画素 CCD 23.5×15.7mm

ニコン D40
モニターで等倍鑑賞すると繊細で解像感は高く、610万画素でも十分ではないかと思わせる。高感度にはかなり強く、ISO800でもノイズが少ない上に解像感もほとんど損なわれない。これならば積極的に感度を上げて手ぶれ、被写体ブレを抑えられる。色調は派手でメリハリがあり、プリントしたとき見映えがするものだ。

ペンタックス K100D Super
初期の610万画素機からは見違えるほど画質は向上している。しかしD40と比較するとやや洗練されていない印象で、高感度ノイズもやや多めだ。

■まとめ

コンパクトデジカメからステップアップするユーザーは、フルオートで失敗なく綺麗な写真が撮れることが重要になると思う。また、機材は可能なかぎりコンパクトで軽量な方がよいだろう。そう考えると軽量コンパクトで、カメラまかせでも綺麗な写真が撮れるD40の方が初心者にとってはふさわしいだろう。

一方K100D Superは、普及クラスのデジタル一眼レフの中でもやや大柄で重く、画質はD40のような安定感はなく、万人向けとは言いがたい。しかしボディ内手ブレ補正、センサーゴミ除去機構など機能は豊富だし、マニュアルの操作性も良いので、ある程度一眼レフの経験のあるユーザー向けと言えるだろう。