2005年4月発売の「トキナーAT-XM100 PRO D(マクロ100mm F2.8)」はペンタックスとの共同開発で、等倍撮影可能な中望遠マクロレンズだ。当然デジタル対応の光学系、コーティングが採用されていて、デジタル一眼レフ(APS-Cサイズ)では150mm相当の画角が得られる。光学系はペンタックスDA100mmマクロと同一だが、絞り羽根はペンタックスよりも1枚多い9枚羽根が採用されている。
外観はペンタックスの100mmマクロと大きく異なり、コンパクトさを優先したペンタックスよりも一回り以上大きく、重量は150g近く重い。その分作りはしっかりしていてそれなりの質感もある。このあたりは、やや華奢で質感の乏しいペンタックス製との大きな違いだ。MFはフォーカスリングをスライ ドして行うもので、切り替えなしで瞬時にMFに移行できるペンタックスのものよりは劣る。ただしMF時の操作性は、幅広のフォーカスリングに適度なトルクが与えられていて快適だ。
描写性能は他のマクロレンズ同様不足なく安心して使える。 価格は定価74,500円でレンズメーカー製としてはやや高価だ。このクラスはカメラメーカー製に加え、コストパフォーマンスの高いシグマの100mm F2.8、定評のあるタムロン90mm F2.8とライバルが多い。それでも堅牢さとMF操作性からトキナーのトキナーAT-XM100 PRO Dを選ぶのも悪くない。また細かいことだが、フォーカスリングの回転方向を純正品と合わせているのには感心する。(キャノンとニコンは回転方向が逆)