ソニー DT 16-105mm F3.5-5.6
定価:73,500円(税込)
35mm換算24〜157.5mm
■レンズ構成:11群15枚■最短撮影距離:0.4m■最大撮影倍率:0.23倍■絞り羽根:7枚■フィルター径:62mm■最大径:72mm■長さ:83mm■重さ:470g■2007年11月発売
α700と同時発売された、広角24mmから157.5mm相当の画角をカバーするデジタル専用標準ズーム。ソニーには同じく広角24mm相当をカバーする「Vario-Sonnar
T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA」がラインナップしているが、「DT 16-105mm F3.5-5.6」はテレ側を長くし、明るさをF3.5-5.6とすることで、DT
16-80mm F3.5-4.5 ZAとほぼ同じ大きさ、重さを実現している。価格は定価73,500円、実売価格は量販店で5万円台後半とリーズナブル。さらにα700とセットで購入すると1万円ほど安くなる。
AFスピードは他の大部分のαレンズ同様ボディ内モーター駆動なので、作動音が耳につくがインナーフォーカスを採用していることもあり合焦スピードは速い。幅が広いフォーカスリングが設けられているが、MF時はリングにガタがあり動きも渋い。それでも普及タイプの標準ズームよりは操作性はずっと上だ。
絞り羽根は7枚の円形絞りを採用。ズーム倍率が高い割にはボケは比較的素直で、シャープな描写だが、ワイド側では周辺光落ちとタル型の湾曲収差がやや目立つ。描写性能を重視するならば、高価だが「Vario-Sonnar
T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA」の方がいいと思う。それでも普通に使うには十分で、少なくとも同社の「DT 18-200mm
F3.5-6.3」や「DT 18-70mm F3.5-5.6」よりも描写性能はワンランク上だろう。
「DT 16-105mm F3.5-5.6」は標準ズームとしてはワイド側、テレ側共に申し分のない画角で、これ1本でかなり多くの被写体をカバーでき価格もリーズナブル。高倍率ズームと比較するとテレ側が物足りないと思われるかもしれないが、ワイド側の焦点距離が2mm広いのがものをいう。欲を言えばテレ側をもう少し明るくできればとも思うが、実用性が高くおすすめできるレンズだ。