シグマ
18-200mm F3.5-6.3 DC OS/HSM

定価:82,950円(税込)
■レンズ構成:13群18枚■最短撮影距離:0.45m■最大撮影倍率:0.25倍■絞り羽根:7枚■フィルター径:72mm■最大径:79mm■長さ:100mm■重さ:610g■2007年6月発売
18-200mm F3.5-6.3 DC OS価格比較

手ぶれ補正機構を搭載した高倍率ズーム

ニコンに続き、シグマから手ブレ補正機構搭載の高倍率ズームが登場した。同社の手ブレ補正機構搭載レンズは、2003年12月発売の80-400mm F4.5-5.6以来の2本目となる。第一印象はかなり大きなレンズだということで、先に発売された手ブレ補正未搭載の18-200mm F3.5-6.3と同じ焦点距離、明るさながら、ひとまわり以上大きく約200gも重い。手ぶれ補正が搭載されたのだからある程度のサイズ、重量増は仕方ないだろうが、テレ端がF5.6と、シグマのF6.3よりも明るいニコンの18-200mmよりも大きく50gほど重いのは腑に落ちない。18-200mm F3.5-6.3 OSは、小型化・軽量化を得意とするシグマにしては異様に大きく重いレンズだ。

手ブレ補正効果はメーカー公称値のようなものはないが、3〜4段分の効果があるといい、初代の手ぶれ補正80-400mm F4.5-5.6よりもパワーアップが図られている。サイズアップは画質の向上にも寄与している。余裕を持ったレンズ設計が可能になり、周辺光量落ちは小さくなり、解像度が向上している。MTF曲線で従来レンズと比較してもその差は見て取れ、特に画面周辺部の画質が向上しているようだ。ニコン用は超音波モーター(HSM)仕様だが、AF時にはフォーカスリングが回転し、MF切り替えはスイッチによって行うのは他のマウントと同じ。ニコンの高倍率ズームVR 18-200mmと比較して体感的に見劣りするのがこの部分で、AF時にはフォーカスリングが回転し、MFはスイッチを切り替える必要がある。

実売価格は6万円前後で、ニコンのVR18-200mmよりも3万円ほど安く、コストパフォーマンスの高さは相変わらずだ。手ぶれ補正機構を搭載し、描写性能も向上させた利用価値の高いレンズだが、この大きさ、重さはシグマらしくないし、操作性はこのクラスのレンズとしてはいまいちだ。ニコンユーザーは高くても純正18-200mmを買っておいた方が後悔は少ない思うが、キヤノンユーザーにとって、シグマの手ぶれ補正高倍率ズームの登場は朗報だろう。