APS-Cサイズなど、画面サイズの小さいデジタル一眼レフのメリットのひとつとして、既存のレンズを明るさを維持しながら望遠側にシフトできることがあげられる。従来の標準レンズ、50mmはデジタル一眼レフでは中望遠レンズになり、ペンタックスのFA50mmF1.4は76.5mm相当の大口径中望遠レンズになる。
50mmF1.4は、ポートレートなどで適度な距離が保て、デフォルメすることなく撮影できるので扱いやすい。また開放F値がF1.4と大口径ズームレンズよりも2段ほど明るく、速いシャッタースピードが選択できるので、低照度でも威力を発揮する。
FA50mmF1.4は、数ある50mmF1.4の中でも最もコンパクトな部類のレンズで、重さはわずか220g足らず。さらに価格は定価34,650円と、現在発売される50mmF1.4中でとてもリーズナブルだ。
他の50mm同様、発売年度が古いので、デジタル一眼での画質が気になる。鮮鋭度が得たいのであればF2程度まで絞る必要はあるかもしれない。しかし、F1.4の明るさとこのコンパクトさは捨てがたい。個性豊かなペンタックスの単焦点レンズのなかでも、FA50mmF1.4は機動性、コストパフォーマンスが高いおすすめのレンズだ。