わずか15mmの奥行き、重量わずか90gのDA40mmF2.8 Limitedはパンケーキレンズと呼ばれるもので、かつてはペンタックスの他に、ニコンやコンタックスなどからも発売されていた。ペンタックスには35mm版でも超薄型のFA43mm F1.9 Limitedがあるが、F値を抑えることで、さらに小型化している。
DA40mmF2.8 Limitedは、現在発売されるレンズの中で最も小さく、軽量で、ボディに装着していてもほとんど重量を感じさせない。レンズ構成は4群5枚で、FA 43mmの6群7枚よりもレンズ構成を減らしてさらに薄くしている。一方絞り羽根は、このクラスでは珍しい9枚羽根が採用されていて、ボケ描写を配慮したものとなっている。
画質はF値が控えめなこともあり、絞り開放から周辺部までシャープで、湾曲収差、周辺光量落ちも目立たない。コンパクトさを追求しながらも画質は犠牲になっていないようだ。
質感・使用感は他のDA Limitedシリーズ同様に、他のレンズとは一線を画し、触った瞬間でそれと分かるものだ。このコンパクトさで「クイックシフトフォーカス」も可能だ。思わず欲しくなってしまうレンズだが、品位が高いだけに価格もスペックの割りには少々割高だ。