DA 14mmF2.8 ED(IF)は35mm換算21.5mm相当の単焦点広角レンズ。同社の広角ズーム、DA12-24mmF4 ED AL[IF]よりも一足先の2004年6月発売に発売されている。
広角ズームでこの焦点距離はカバーできるので、今となってはマイナーなレンズだ。しかし開放F値がF2.8、最短撮影距離17cm(DA12-24mmは30cm)など、単焦点レンズならではの性能を持っている。湾曲収差は極めて少なく、画質に関してもDA12-24mmF4よりも上である。
サイズこそコンパクトだが重さは420gあり、DA12-24mmF4(430g)とほとんど変わらない。その代わりに、外装は金属が採用されていて、レンズの質感はワンランク上のものに仕上がっている。フォ−カスリングは幅広のもので、マニュアルでの使用感も良い。DAレンズ共通の「クイックシフトフォーカス」が採用されているので、AF合焦後、ピントリングを回せば直ちにMFに移行できる。
DA12-24mmF4の登場で影の薄くなった感はあるが、描写性能を追求するならば候補に入れてもいい。しかし実売価格が7万円程度で、DA12-24mmF4と変わらない値段が気になる。一般的には何かと便利で、コストパフォーマンスが高い、広角ズームを選んだほうが無難だと思う。