ペンタックスのレンズラインナップを大きく分けると、従来35mm版のFAレンズ、デジタル専用のDAレンズ、そしてデジタルに最適化された35mm、デジタル兼用のD FAレンズに分けられる。
ペンタックスのマクロレンズ2本はD FAレンズに属し、従来のFAマクロをモデルチェンジして2004年登場。FAマクロからは大幅な小型・軽量化が図られ、わずか265gを実現、50mmクラスマクロでは、デジタル専用を含めても最も軽い。フォーカス方式は昔ながらの繰り出し方式が採用されていて、等倍撮影時はレンズが大きく繰り出し、ワーキングディスタンスは5cmを切る。
軽量化のため外装は強化プラスッチックが採用され、質感はいかにもといった感じで、ちょっと興ざめる。一方フォーカスリングは幅広のものに変えられ、MFでの操作性は優れている。また、切り替えなしでMFへ移行できる「クイックシフトォーカス」が採用されている。さらに、ピントを固定できるフォーカスクランプも採用されていて、総合的に見て操作性はトップクラスと言える。
ペンタックスユーザーはこのレンズの他に、シグマの50mmマクロも選択肢に入る。コストパフォーマンスはシグマが圧倒的有利で、画質の評価も高い。しかし操作性、コンパクトさはペンタックスが明らかにリードしている。迷うところだが、安くて画質のいいシグマの50mmマクロでもいいように思える。