D FAマクロ50mmF2.8と同時に登場したD FAマクロ100mmF2.8は、トキナーとの共同開発によるもので、同じ光学系を持つ。ところが外観上は同じ光学系とは思えないほどの違いで、大きさ、重さ質感すべてが違う。
従来のFAマクロ100mmからは大幅にシェイプアップされていて、345gとキャノンの100mmマクロよりも200g以上軽く、50mmマクロ並の軽さだ。同社の50mmマクロ同様レンズの質感は劣り、金属鏡胴でがっしりした造りの旧FAマクロの方が信頼感はある。しかしこのコンパクトさを考えれば許せてしまいそうだ。操作性はD FAマクロ50mm同様「クイックシフトフォーカス」採用で、トップクラスだ。
D FAマクロ100mmF2.8は、トキナーの100mmマクロと同じ光学系ながら2万円近く高く、コストパフォーマンスは高いとはいえない。ペンタックスユーザーはこのほかに、定評のあるタムロンの90mmマクロや、シグマの105mmマクロが選択肢に入り迷うところだ。コンパクトさと操作性を重視するならば、D FAマクロ100mmF2.8を選んでも間違いではないだろう。