オリンパスは過去35mmのOMシステムで、90mmF2.0 Macroという大口径マクロレンズをラインナップしていた。 90mm F2.0 Macroは、ZUIKO レンズの中でも目玉のレンズのひとつで、現在では伝説のレンズとして中古市場でも人気が高い。
ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroは、35mm換算100mm相当となり、90mm F2.0 Macroとほぼ同じ画角、明るさを持つレンズだ。 他のマクロレンズよりも1段明るくすることで、大口径中望遠レンズとしての役割を兼ねている。
レンズ構成は10群11枚で、中望遠レンズとしては珍しくEDレンズが採用されている。 その甲斐あってか、開放からシャープで、色収差がほとんどないすばらしい描写性能を実現している。 F2.0ながら他の50mm F2.8クラスのマクロレンズと同等の大きさ、重さで重量も300gと軽い。 このコンパクトさでありながら、防塵・防滴機構を採用していて、他のマクロよりも耐候性能は高い。
50mm F2.0 Macroで不満があるとしたら、単体では等倍撮影ができないことだ。 最大撮影倍率は0.52倍となり、別売りの(定価16,800円)エクステンションチューブを併用する必要がある。 単体で等倍撮影できないのは物足りないが、画面サイズが小さいフォーサーズでは35mm換算すると1.04倍の最大撮影倍率となる。他の当倍マクロがAPS-Cサイズでは、35mm換算1.5倍程度の最大撮影倍率なので、それほど大きな差でもない。
価格は85,050円と、カメラメーカー製の100mmマクロと同等の価格だ。 等倍撮影できないことを考えると高価に思えてしまうが、他にないF2.0の明るさとコンパクトさは魅力がある。