発売前から相当な受注を受け、いまだに品薄状態が続く世界初の手ぶれ補正搭載高倍率ズーム。定価が10万円を超える高価なレンズにかかわらず、これだけ人気があるのは、売れ筋の18-200mmズームに、考えられる全ての機能、性能を満たしたからだ。
手ぶれ補正の効果はシャッタースピード4段分と広く、望遠端の開放F値F5.6を達成したのとあいまって、従来の高倍率ズームでは考えられないほど活躍範囲は広い。さらに超音波モーターによるAFは高速で、切り替え無しにマニュアルフォーカスが出来るM/Aモードを搭載している。操作性、使い勝手ともに高倍率ズームでダントツに優れている。
さらに描写性能は予想を上回るもので、ニコンにとって不慣れな高倍率ズームであるはずが、シグマ、タムロンの描写性能を上回っているという。もはや高倍率ズームは画質が劣るという、定説はこのレンズにはあてはまらない。フレア・ゴーストともに少なく、画面周辺部まで比較的均質な画質を維持している。
これだけの機能、性能を備えるとそれなりに大きくなり、シグマ、タムロンの18-200mmよりも150g以上重い。しかし逆の考え方をすると、シグマ、タムロンが軽すぎるのだ。キャノンの手ぶれ補正5倍ズーム「EF-S17-85mm F4-5.6 IS」と80g強しか変わらない重さなのだから。
ベストセラーが頷ける高性能高倍率ズームレンズだ。D200あたりにマッチしそうなレンズだが、この性能ならばD2Xあたりに装着してもおかしくない。