ニコン
Ai AF Nikkor 85mm F1.4D(IF)
定価:147,000円(税込)
35mm換算127.5mm
■レンズ構成:8群9枚■最短撮影距離:0.85m■最大撮影倍率 :0.16倍 MF時:0.11倍■絞り羽根:9枚■フィルター径:77mm■最大径:80mm■長さ:72.5mm、重さ:550g■1995年12月発売
単焦点レンズの中では最も魅力的
AF Nikkor 85mm F1.4Dは95年に発売の大口径中望遠レンズ。ニコンDXフォーマットでは127.5mm相当の画角が得られる。定価147,000円と発売当初は割高な印象があったが、ソニーのツァイス85mm
F1.4が189,000円、キヤノンのEF 85mm F1.2が246,750円とライバルがかなり高価になった今となっては妥当な価格と思える。
AF駆動は従来のボディ内モーターによるものだが、インナーフォーカスを採用しているので俊敏なAFが可能だ。またAF時にはフォーカスリングは回転せず、A-M切り替えリングをスライドすれば、適度なトルクがある心地良いマニュアルフォーカスが可能。レンズ全長の割りにかなり太めの鏡胴で、質量は550gと普及クラスのボディ以上の重さだが、ツァイス
85mmF1.4 ZAの640gと比べれば軽量だ。
同社には85mm F1.8があり、重さ380g、定価53,550円と明るく、コンパクトでリーズナブルなので、F1.8でも十分という気がしないでもないが、操作性は旧態依然だし光学系がMF時代のものを流用しているだけにやや不安はある。
AF Nikkor 85mm F1.4Dは気軽に使えるレンズではないが、大口径単焦点 レンズならではの描写性能と優れた操作性が魅力の存在意義が十分にあるレンズだ。どれか1本スペシャルなレンズを望むのなら、この85mm
F1.4はその筆頭にあげたい。