一眼レフカメラ交換レンズ比較

デジタル時代になってレンズの選び方が変わった。ほとんどのデジタル一眼レフが35mmフィルムよりも小さい画面サイズを持つために、従来のレンズでは画角が狭くなってしまうのだ。問題になるのがワイド側で、28mm標準ズームもデジタル一眼レフでは、ワイド側が42mm相当の中途半端な画角になってしまう。そこで登場したのがデジタル専用レンズ。デジタル一眼レフの画面サイズに合わせて設計されたこれらのレンズは、現在レンズ選びで切り離せない存在になった。

しかし、ここにきてニコンやソニーが35mmフルサイズに参入し、35mm兼用レンズが再び注目され、新レンズも多く発売された。もしかしたら今後はさらにフルサイズ機が増え、低価格化するかもしれない。そうしたことから、フルサイズ機をラインナップするキヤノン、ニコン、ソニーユーザーは将来を見据えたレンズ選びが必要になってくる。


高倍率ズームレンズ

ニコン AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18〜200mm F3.5〜5.6G (IF) (デジタル専用)
発売以来、在庫薄になるのがうなづける。10倍強のズームでありながらテレ端でF5.6の明るさを確保し、シャッタースピード4段分の手ぶれ補正を搭載する万能レンズ。

タムロン AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II (デジタル専用)
倍率13.9倍の世界最高倍率のズーム。コストパフォーマンスは特別高くないが、描写性能は18-250mmの方が良いという評判がある。

シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC OS (デジタル専用)
ニコンVR18-200mmに続く手ぶれ補正機構搭載高倍率ズーム。やや大きく重いのがマイナスだが、描写性能は従来型よりも向上し、コストパフォーマンスも悪くない。

標準ズームレンズ

ペンタックス DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM (デジタル専用)
ペンタックス初の超音波モーター搭載レンズ。ワイド側が24.5mm相当と十分な画角をカバーし、他の純正大口径標準ズームよりもコンパクトで安価だ。

タムロン SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II  (デジタル専用)
大口径標準ズーム選びは、純正よりもまずこのレンズを候補に入れたい。コスト パフォーマンスの高さとコンパクトさは圧倒的。

望遠ズームレンズ

ペンタックス DA★50-135mmF2.8ED [IF]SDM (デジタル専用)
DA★レンズ第一弾は、同社初の超音波モーター搭載。コンパクトで描写性能に優れる大口 径望遠ズームは防塵・防滴性能を備え、機動性と耐候性が高い。

キヤノン EF70-200mm F4L IS USM
手ぶれ補正機構搭載中口径望遠ズーム。70-200mm F2.8の半分の重量で鏡胴も細身。レンズ全長が変わらないので、収納性はそれほどよくは無いが、ホールディングは良好。

単焦点レンズ

シグマ 30mm F1.4 DC/HSM(デジタル専用) ソニー Planar T* 85mm F1.4 ZA
最新の技術で作られた新世代大口径標準レンズ。シグマにしてはやや高価だが、描写性能、操作性ともに文句なし。
30mm F1.4 DC/HSM 価格比較
ミノルタ時代の名レンズ AF 85mm F1.4Gを復活させなかったことからも、描写性能の高さがうかがい知れる。
Planar T* 85mm F1.4 ZA 価格比較

マクロレンズ

ニコン AF-S VR Micro Nikkor
ED 105mm F2.8G (IF)
タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1
最新の光学技術に手ぶれ補正機構を搭載。単焦点の105mmとは思えないサイズと価格がネック。 描写性能に引かれてこのレンズを選ぶユーザーも多い。シャープさとボケの美しさは以前から定評があり、軽量・コンパクトでコストパフォーマンスは高い。
SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 価格比較

カテゴリー

キャノン 全61本
EF-Sレンズ : 7本(ズーム:6本、マクロ1本)
ズームレンズ:22本 
単焦点レンズ:32本(マクロレンズ:4本)
今やニコンを抜き、数、バリエーション共に最も豊富で、安価なズームレンズからプロ用と呼ばれる高級レンズまでまんべんなくカバーしている。特に35mm兼用のEFレンズは手ぶれ補正レンズ、大口径レンズに加え、魅力的な単焦点レンズも多い。一方デジタル専用レンズ(EF-Sレンズ)の展開にはやや消極的で、ニコンやペンタックスよりも数が少ない。APS-Cサイズ、APS-Hサイズ、フルサイズと3種類の画面サイズを持ち、使用するカメラによって画角が変わるので、レンズ選びを難しくしているところがある。

ニコン 全52本(AFレンズ:43本)
デジタル専用:10本(ズーム:9本、単焦点:1本)
ズームレンズ:11本
単焦点レンズ:22本(マクロレンズ:3本)
■マニュアルフォーカスレンズ:9本
普及クラスからプロ用までラインナップするがキャノンと比較すると数、バリエーション共に見劣りする。特に35mm兼用レンズでは、デジタル一眼レフではほとんど実用性のない広角系のレンズが多く存在し、整合性は取れていない。一方デジタル専用に関しては、積極的にラインナップの強化を進めていてバリエーションも豊富だ。ニコンは保守的なイメージがあるが、最近では手ぶれ補正高倍率ズームや、普及クラスの手ぶれ補正ズームなど、キャノン以上にエポックメイキングな新しいレンズを発売している。

ペンタックス 全28本
■デジタル専用:11本(ズーム:7本、単焦点:4本) 
■ズームレンズ:4本 
単焦点レンズ:13本(マクロレンズ:2本)
新製品ラッシュでだいぶシステムが整ってきたが、まだラインナップは不足している。特に望遠系はズーム、単焦点レンズ共に数少なく、レンズメーカーに頼らざるを得ない。性能重視の高価なレンズは少なく、コンパクトで実用性の高いレンズをメインとしている。またLimitedシリーズやフィッシュアイズームなど、独自性のあるマニアックなレンズがペンタックスレンズの持ち味になっていてファンも多い。ここ数年発売されたレンズはほとんどがデジタル専用レンズで、35mm共用レンズはかなり縮小された。

オリンパス 全15本
ズームレンズ:10本 
単焦点レンズ:5本(マクロ:2本)
2003年スタートの新しいシステムだけに数、バリエーションともにまだまだこれからといった印象だ。大口径レンズを中心に、特徴のある高性能レンズが比較的多い反面、実用性の重視の普及〜中級クラスのレンズが不足している。画面サイズの小さな「フォーサーズ」を採用しているので、画像周辺の画質、レンズの小型化では他社よりもアドバンテージがある。

ソニー 全22本
デジタル専用:7本(ズーム:7本)
ズームレンズ:3本 
単焦点レンズ:12本(マクロ:2本)
コニカミノルタ時代のレンズをリニューアルしたものが大半を占めるが、生産中止になって未だに復活しないレンズが多い。こだわりの強いレンズに特徴があり、ツァイスレンズやGレンズはその最たるものだ。しかしそうした高級レンズは他社よりも高価で、気軽に楽しめるものではない。単焦点レンズの展 開には積極的だが、ズームレンズは不足し、やや偏ったラインナップだ。

パナソニック 全4本
■ズームレンズ:3本
■単焦点レンズ:1本

シグマ 全42本
デジタル専用:9本(ズーム:8本、単焦点:1本)
ズームレンズ:20本
単焦点レンズ:13本(マクロ:5本)
カメラメーカー以上に豊富なラインナップ、バリエーションを誇り、デジタル専用レンズも数多く揃える。他社に先がけた個性的なレンズが豊富で、カメラメーカーの穴を埋めるのに適したものも多い。コストパフォーマンスはひときわ高く、カメラメーカー製の半値近くというものも少なくない。

タムロン 全19本
■デジタル専用:5本(ズーム:5本)
■ズームレンズ:9本
■単焦点レンズ:5本(マクロ:2本)
高倍率ズームはタムロンレンズの売り上げのかなりのウェイトを占め、技術的にも高いものを持っている。またマクロレンズはMF時代から定評があり、ファンも多い。ズームレンズ偏重のシステムで、単焦点レンズは数が少ない上に、設計年度が古く、デジタル対応されていないものが多い。

トキナー 全10本
■デジタル専用:4本(ズーム:4本)
■ズームレンズ:4本
■単焦点レンズ:2本(マクロ:1本)
数、バリエーションともに寂しいが、少数精鋭で良質なレンズを発売している。 ここ数年ペンタックスと共同開発を進めていて、同じ光学系を持つレンズを両社ともに発売している。売れ筋の廉価なレンズは少なく、シグマやタムロンよりも 高級志向で、質感、操作製に定評がある。





交換レンズ ランキング