キヤノン 一眼レフカメラ交換レンズ

EF-Mレンズ(ミラーレスカメラ用)
2012年に満を持して展開が始まったキヤノンノミラーレスEOS Mシリーズ用マウント。従来のEFレンズ群よりもフランジバック、マウント口径を小さくし小型のレンズラインアップを図る。まだレンズの数は少なく他のミラーレスシステムと比較すると見劣りする。EFレンズはマウントアダプターでの対応となる。

EF-Sレンズ(APS-Cサイズデジタル一眼レフ専用)
EOS Kissデジタルシリーズ、EOS 40DなどのAPS-Cサイズデジタル一眼レフ専用レンズ。評価が高いレンズばかりだが、ニコンに比べると不足気味で高倍率ズームや中口径ズームの発売が待たれる。APS-Cサイズのデジタル一眼レフ以外では装着不可。35mm換算=焦点距離×約1.6倍

広角・標準ズームレンズ
普及タイプから大口径までラインナップは豊富だが、実際にデジタル一眼レフ用として選ばれるのは、中・高級タイプばかりだろう。EOS KissデジタルシリーズなどのAPS-Cサイズカメラでは、画角が狭くなるので、広角側のメリットはほとんどなくなる。

望遠・超望遠ズームレンズ
ほぼ同じ焦点距離で普及、中級、高級と3タイプをラインナップし、バリエーションは非常に豊富。また、手ぶれ補正搭載レンズも数多くラインナップし、画面フォーマットにかかわらず選び応えはある。

超広角・広角レンズ
フルサイズデジタル一眼にマッチする超広角・広角レンズ。EOS Kiss デジタルやEOS 30DなどのAPS-Cサイズデジタル一眼では、画角が狭くなりコストパフォーマンスは悪い。広角ズームにその座を奪われた感があるのでズームにはない大口径レンズを選びたい。

標準・中望遠レンズ
50mm、85mmともにF1.2とAFレンズの中で最高の明るさの大口径レンズをラインナップする。また、50mmは3タイプ、85mmは2タイプ揃え、他のどのメーカーよりも充実している。どれか1本単焦点レンズをと考えるのならば、この中から選ぶことをお勧めしたい。APS-Cサイズのデジタル一眼レフでは、50mmが80mm相当、85mmが136mm相当の画角となる。

望遠・超望遠レンズ
気軽に楽しめるレンズはほとんどなく、描写性能、操作性ともに最高レベルを目指したレンズが多い。300mm以上のレンズは白く塗装されていて、一種のステイタスにもなっている。プロカメラマン御用達のレンズも多く、競技場で最も多く見かけるのがキヤノンの白レンズだ。

マクロレンズ・TS-Eレンズ
標準、中望遠、望遠マクロを揃え、ここでもラインナップに隙がない。特殊なところでは、アオリ機構を備えるレンズを3本もラインナップしている。


キヤノン EFレンズの特徴

1987年キヤノン初の本格的システムAFカメラ、EOS 650の発売に合わせEFレンズを発売。EFレンズは従来のFDマウントと切り離したキヤノンEFマウントを採用。

画期的なレンズ内モーター
EFレンズは、ボディとの機械的な接点はいっさい持たず、レンズとボディ間の接点は信号端子のみという、当時としては画期的なもの。AF駆動はレンズ内のモーターによるもので、レンズに合わせた最適な駆動系を搭載できるメリットがある。キヤノンは超音波モーターを搭載し、ほぼ無音で俊敏なAFを可能にしたUSMレンズを開発。現在のラインナップでは大半がUSMレンズとなっている。ボディ内モーターでスタートしたニコンも、近年登場したレンズはレンズ内モーターを採用していることからも、当時のキャノンは先見の明があったと言える。

大口径マウントを採用
マウント径を大幅に拡大し、内径54mmの35mm一眼レフカメラ用マウントとしては最大のものを採用。大口径マウントにしたことで、レンズ後玉を大きくすることが出来、EF50mm F1.0L(絶版)のような超大口径レンズが可能になった。また、EOSの大口径マウントは、フルサイズデジタル一眼レフを可能にしたひとつの理由でもあろう。

最も豊富なラインナップを誇る
2006年7月現在EFレンズのラインナップは58本を数え、ニコンを抜き最大の数を誇る。バリエーションが豊富で隙がなく、主要なズームレンズでは普及・中口径・大口径の3グレードを揃える。特に高級タイプのLレンズは描写性能と共に優れた操作性で、キヤノンファンの憧れのレンズ。

交換レンズでいちはやく光学式手ぶれ補正を開発、製品化したのはキヤノンで、現在では数多くのレンズに搭載。今後は小型化、低価格化が進み普及タイプのレンズにも採用されるかもしれない。

ボディによって画角が変わる
EOS デジタルは構成が複雑で、APS-Cサイズ、APS-Hサイズ、フルサイズの3つの画面サイズを持ち、使用するボディによって画角が変わってしまう。APS-Hサイズ、フルサイズのカメラにはEF-Sレンズが装着できないので、将来的なシステムを考えてレンズを選ぶ必要がある。

 画面サイズ  機  種  35mm換算  純正使用可能レンズ
 APS-Cサイズ  ・EOS Kiss Digital X 
 ・EOS 30D
 約1.6倍  ・EFレンズ
 ・EF-Sレンズ
 APS-Hサイズ  ・EOS-1D Mark II N  約1.3倍  ・EFレンズ
 フルサイズ  ・EOS 5D
 ・EOS-1Ds Mark II
 変化なし  ・EFレンズ