間違いやすい、ファインダー倍率とは?

ファインダー倍率とは、ファインダー越しの被写体が実像と比較して、どれくらいの大きさで見えるかをあらわします。例えば、ファインダー倍率が1.0倍ならば肉眼で見える被写体と、ファインダーを覗いたときの被写体が同じ大きさで見えることをあらわします。当然像が大きい方が、ピントや構図などの確認がしやすくなります。

しかし厄介なのが、ファインダー倍率の高いカメラが、必ずしも倍率の低いカメラよりも像が大きく見えるとは限らないのです。それはファインダー倍率は50mmレンズを装着して、ピントを無限遠にしたときを基準にしているからです。どういうことかというと、画面サイズの小さいカメラ、例えばAPS-Cサイズのデジタル一眼レフでは、同じ50mmレンズを装着しても75mm相当の望遠寄りの画角になるからです。

同じ画面サイズ同士であれば実際の像の大きさは、ファインダー倍率を参考にすればいいのですが、画面サイズの違うカメラでは画角が違ってしまうのでそうはいきません。違う画面サイズで比較する場合は35mm換算の画角に換算すればよいのです。

例えば35mm換算の画角が焦点距離の1.5倍になるデジタル一眼レフでファインダー倍率0.80倍のカメラは、35mm換算すると0.80÷1.5=0.53倍となります。



主なデジタル一眼レフのファインダー倍率
 機種 ファインダー倍率  35mm換算
ファインダー倍率
 画面サイズ
 キヤノン EOS 5D  0.71倍   0.71倍  35mmフルサイズ
 ニコン D200  0.94倍  0.63倍  APS-Cサイズ
 (35mm換算1.5倍)
 ペンタックス K10D  0.95倍  0.62倍  APS-Cサイズ
 (35mm換算1.53倍)
 ソニー α100  0.83倍  0.55倍  APS-Cサイズ
 (35mm換算1.5倍)
 オリンパス E-330  0.93倍  0.47倍  フォーサーズ
 (35mm換算2.0倍)