画面サイズとボケの関係

APS-Cサイズに代表される画面サイズの小さいデジタル一眼レフは、35mmフルサイズの画像の中心部を切り出していると考えることができます。例えば50mmレンズで撮影した写真の中心部を切り抜いたもの、それが画面サイズの小さなデジタル一眼レフで撮影した画像になるのです。

切り抜いた画像は写る範囲が狭くなり、望遠寄りの画角になりますが、被写界深度(ピントが合っている範囲)自体は変わりません。たとえ画面サイズが小さくても同じ焦点距離のレンズで、同じ絞り値ならばボケの大きさは同じになります。

望遠レンズはピントが浅いといいますが、ピントの浅さ(深さ)はレンズの画角ではなく、実際の焦点距離に左右されます。このことから、画面サイズの小さいカメラでは同じ画角でもピントが深く(ボケは小さく)なるということが言えます。逆に画面サイズが大きくなれば、ボケが大きくなると言うことができます。コンパクトデジカメで背景を大きくボカせないのは、画面サイズが小さいからなのです。